国内の合板製造業では、海外からの安い輸入原木を使用するところが多くみられます。そんな中、スギやヒノキ、カラマツなど、森林が82%を占める岐阜県で、日本初、国産材100%にこだわった合板を手がける「森の合板工場」の取り組みをご紹介します。
日本の樹シリーズは、床や収納、ドアなどの表面に国産材を使用した住宅用内装建材。杉や栃、栗など、種類ごとに違う木そのものの風合いを生かし、多彩なコーディネートを可能にしています。 国産材は、日本の風土にあった木のぬくもりを楽しめ、資源が豊富という長所がある一方、種類によっては木質がやわらかく、傷がつきやすいという弱点があります。中でも床材の表面は、特にキズが付きやすい部分。そこに国産材を使用すること…
福島県の協和木材は、国産材では、最大級の製材工場を平成18年に立ち上げ、低コストで高品質の乾燥材生産を行っています。 協和木材は、単独で作業していた、原木を切り出す職人を組織化し、1年間を通して仕事をしてもらう仕組みを作りました。 その結果、素材生産時に、計画的に切り出すことが可能になり、十分な地域材を安定的に収穫することが出来るようになりました。
福島県の会津地方は、昔から林業が盛んな地域でしたが、日本海側の気候であり、雪による根曲がり材が非常に多く発生していました。 更に、会津の木材の利用率が低迷し、山林の保育・育成費用が捻出できず、手が付けられない放置林が増加していました。 こうした問題を解決するために、地元の林業会社である「ノーリン」とバイオマス発電の開発会社である「グリーン・サーマル」が共同出資して、 木質バイオマス発電で電気を供給…
大阪木材仲買会館は、2013年春に完成した日本初の耐火木造オフィスビルです。 建築主の大阪木材仲買協同組合は、木材のランドマークになるようなビルを目指し、建設しました。 これを実現したのが竹中工務店の耐火集成材・燃エンウッド。その燃えない秘密に迫ります。
豊富な森林資源を有効活用しようという動きが始まる一方、市場では、産地である山からの供給と、ユーザーである住宅メーカーなどからの需要のバランスが取れず、価格の乱高下を繰り返しています。いかに安定的に木材を集め、供給するかが大きな課題なのです。 賀県にある伊万里木材コンビナートは、原木の調達、製材、加工までの機能が集結。木材の安定供給、そして高品質・低価格の商品を生み出しています。 このコンビナートの…
全国一の森林面積率を誇る高知県に、四国最大規模の大型製材工場が誕生。2013年9月20日に落成式が行われた。 地元嶺北の杉・桧を原料とし、様々な新技術で新たな価値を創出しようと歩き出したこの工場には、過疎に悩む地域住民も大きな期待を寄せている。
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